はじめまして!
セキセイインコの“きな”とアキクサインコの“もも”と暮らす“しろきな@shirochan_kina”です。
このブログ“no inko no life” は、きなももとの日常や、きなももと暮らしていて感じたこと、気づいたこと、新しく得た知識など、インコたちとよりよく暮らすヒントを共有し、インコとかいぬしがより楽しく幸せに暮らせるようになることを願って綴っているブログです。
決してインコを飼う人が増えて欲しいと思っているわけではありません。
特にセキセイインコは購入できる価格も比較的安価なので簡単に手に入りやすいし、飼育書やネット上の情報では「丈夫で飼いやすい」と説明されてることも多いので、簡単に飼えるものだというイメージが強いです。
しかし、きちんと向き合ってお世話をしていくうちに、決してそうではないし、病気やケガをした時はインコさんの購入価格の何倍もの診療代がかかるので、そういうイメージは無くなって欲しいと思うようになりました。
その前に、鳥を診れる病院を探すことすら少し難しいのが現状です。犬猫の病院や鳥も「一応」診れるというところはあっても、鳥を診れる専門的な獣医さんじゃないときちんとして診察を受けられません。
そのため、鳥を飼うための知識や情報も得られにくいと思いました。最初の子を飼った時は本当に知識不足だったと後悔しています。
そういうことも含め、インコとかいぬしがより楽しく幸せに暮らす人が増えることに少しでも役に立てればと思って、このブログを書き始めました。
きな の紹介
きな
2016年2月うまれ (8才)
女の子
セキセイインコ オパーリングリーン
性格:おてんば、気が強い、頭がいい、ツンデレ
特徴:かわいい、かわいい鳴き方をマスターしている
好きなおやつ:大好きん、カナリーシード
好きなペレット:ラウディブッシュメンテナンスニブルス
怒ってるアピールの仕方:ごはんをぶちまける
カキカキさせてくれる場所:顔まわりのみ
おしゃべりは苦手だけど、音マネが得意。
もも の紹介
このブログをシロちゃんに捧げます
シロちゃん
2014年12月-2016年2月
おとこの子
セキセイインコ パイドブルー
性格:一生懸命、おっちょこちょい
特徴:かわいい、おしゃべりじょうず
シロちゃんとの出会い
シロちゃんは、わたしが初めてお迎えしたインコです。
シロちゃんが我が家にやってきたのは、2015年の2月のことでした。
実家では犬を飼っていましたが、インコは初めてでした。
結婚して住むことになった家は賃貸マンションで、犬や猫は飼育禁止でした。
夫が子どもの頃インコを飼っていたらしく、「飼ってみようか?」と突然言い出したのがきっかけです。
正直に言うと、わたしはあまりピンときてなくて、そこまで鳥さんに興味もなく、なんとなく「飼ってみようかな」というくらいのテンションでした。
そもそも、どこにインコが売っているのかもわからず、ネットで検索して隣町のホームセンターの中のペットショップにインコがいることがわかり、見に行くことにしました。
あとあと知ったことですが、そのお店にチェーン店があり、シロちゃんを見に行った店舗よりもっと家に近いところにも同じお店がありました。
そう思うと、シロちゃんとの出会いは奇跡で運命だったんだなと思います。
お店の1つのケージの中に4〜5羽の雛がわちゃわちゃしている中で、ひときわ輝くシロちゃんの白い羽にひとめぼれ。
ケージやヒーター、ごはんなどといっしょにシロちゃんを家に連れて帰りました。
帰り道の車の中で、白い羽が印象的できれいだったことから「シロちゃん」と命名しました。
インコってこんなにかわいくて愛おしい存在だったなんて!
最初、鳥を飼うと言う感覚は、金魚や熱帯魚などみたいに水槽の中で泳いでいるのを眺めて楽しむような感じで、ケージの中で過ごしてるのを眺めるくらいなのかな?と思っていました。
しかし、シロちゃんをお迎えして全然ちがうことを知りました。
鳥さんがこんなにも感情豊かで、もふもふで、可愛くていとおしい生き物だったなんて、生まれて30年以上知らなくて損してたと思いました。
シロちゃんはたくさんわたしたちを楽しめせ、癒し、暮らしに彩りをくれました。
そんな生活はまだまだ続くものだと思っていました。
突然の別れ・・・
しかし、シロちゃんが1才になったばかりの冬に、シロちゃんは突然旅立ってしまいました。
急に嘔吐し、ごはんが食べられなくなり、病院に行っても原因がわからないと言われ・・・
原因がわからないけどごはんを食べられないので栄養の注射をしてもらいに病院に通いましたが・・・
異変が始まってたったの3日で旅立ってしまいました。
急なことすぎて、信じられませんでした。
やっと1才になり、これからまだまだ一緒にいられると思っていました。
原因がわからなかったので、何がいけなかったのか、あれがだめだったんじゃないか、これがだめだったんじゃないか、ああすればよかった、こうすればよかった、あれもこれも、自分たちはシロちゃんにとってダメなことばかりしていたんじゃないのか・・・後悔の念と、いつもいっしょにいたシロちゃんがいないさみしさから、毎日毎日涙があふれてきました。
シロちゃんのいない部屋に帰りたくなくて、夫婦で仕事帰りに寄り道したり出かけたりしていました。
現実逃避していました。
そしてきなとの出会いにつながる
けれど、そんな日々から救ってくれたのが、きなでした。
いないのはわかっているのに、シロちゃんを探しに毎日仕事の後にペットショップに行ってインコを眺めていました。
どんなにシロちゃんそっくりな子がいても、その子はシロちゃんではありません・・・
けれどなぜか、毎日毎日ペットショップに寄ってしまうのです。
きなと出会ったのは、シロちゃんがいなくなってから1ヶ月がすぎた頃でした。
すっかり習慣になってしまっていたペットショップ通いでしたが、羽繕いを一生懸命している子になんとなく目がとまりました。
全身くまなく一生懸命羽繕いをし、しっぽをパー!っと開いて、そこに頭をグリングリン!
羽の色は全然違うけど、その姿がシロちゃんとそっくりで、気づいたら笑っていました。
そして、ケージに貼られていたきなの誕生日にハッとしました。
シロちゃんが旅立った日でした。
それからずっときなを見ていると、店員さんがやってきて「さわってみますか?」と声をかけてくれました。
店員さんにケージから出してもらえたきなは、すでにクリッピングしてあった羽を一生懸命にバタバタ羽ばたかせ、「行きたい!いっしょに行きたい!」と言ってくれているかのようでした。
しかしその日はきなを連れて帰る決心がつかずにそのままひとりで家に帰りました。
きなをお迎えできるのか・・・していいのか・・・
また悲しいお別れがまっているかもしれない。
この子をちゃんと幸せに長生きさせてあげられるか。
何度も何度も考えました。
このまま悲しみ続けても、悲しさが残るだけかもしれない。
もう悲しい思いをしたくないから、二度とペットを飼わないという選択もあると思う。
だけど、この今の後悔を次の誰かに生かせてあげることができたなら、きっとシロちゃんも喜んでくれるんじゃないだろうか。
今この世にいる鳥さんのだれか一羽でも少しでも幸せにしてあげれたなら、シロちゃんも報われるのではないだろうか。
そう思うようになり、きなのお迎えを決意しました。
その時の気持ちを、のちに出会ったこの言葉がぴったり表してくれました。
『親は子育てしながら「親」になっていきます。動物の場合も同じです。今の後悔も、やり直せたらという気持ちも、次に鳥を飼うことがあったなら、そのときに生かしてあげてください。それが、唯一、飼い主にできることです。そしてそれは、きっと亡くなってしまった鳥の供養にもつながると思っています。』(「うちの鳥の老いじたく」より)
シロちゃんとの別れを無駄にしないために
シロちゃんの時は知らないことが多すぎたように思います。
シロちゃんをなくして、きなをお迎えしてから、それまでより貪欲にいろんな情報を得ようと調べたりすることが多くなりました。
「あの時これを知っていてシロちゃんにしてあげれていたら今もシロちゃんはここにいたかも・・・」
知らなかった情報を知るたびに、いつもそう思います。
インコはとても丈夫で飼いやすいとネットなどで見かけることもあるけど、今はわたしはそうは思いません。
とても繊細で、注意が必要で、小さくて、間違ったことをしたら命の危険に直結してしまう生き物だと思います。
間違った情報が出回っていることもあるし、それぞれ個体差や飼う人の考え方の違いなどはもちろんあると思います。
それでも、できる限りのことをして、自分が預かることになったきな・ももの命を守っていきたいと思っています。
シロちゃんにしてあげられなかったことを、きな・ももにできる限りたくさんしてあげたい、そしてできれば、わたしがシロちゃんを飼っていた時のように知識不足で後悔してしまう人をひとりでも減らしたい、そう思っています。
シロちゃん、大好き!わたしのところにやってきてくれて、鳥さんの魅力をたくさん教えてくれて、たくさん幸せを教えてくれて、本当にありがとう。
大好き大好き大好き!!!
いつもきなとももを見守ってくれてありがとう。
いつかまた遠い先に、みんなであそぼうね。
シロちゃん Photo Gallery
YouTube
毎日かわいくてたくさん動画を撮っていました。日記のような動画です。
シロちゃんがいなくなったのがつらくてなかなか更新できなかったけど、まだシロちゃんの撮ったまま未編集の動画があるので、また少しずつアップして思い出を残しておきたいです。
きなの動画もアップしていこうと思います。
※当ブログの飼育等についての内容は、かかりつけの獣医さんから教えていただいた事や、専門書等から得た知識をもとに記載しています。
インコの個体によってそれぞれ体調や性格等は異なりますので、あくまでひとつの参考としてお読みいただけますと幸いです。