こんにちは
しろきな(@shirochan_kina)です。
インコを飼っていて充分に気をつけないといけないことのひとつが、温度です。
暖かいオーストラリアが原産のセキセイインコにとって、寒さは大敵です。
特に初めての冬を迎える幼鳥さん、お年を召した老鳥さん、病気を抱えている病鳥さんなとはじゅうぶんに温めてあげる必要があるそうです。
しかし、元気な成鳥さんは過度に温めすぎると寒さに弱くなってしまうので、体力をつけたり免疫を高めるためには過度に温め過ぎず、体調を見ながら温度を管理する必要があると思います。
また、元気な成鳥さんを過度に保温しすぎると、春が来たと勘違いして発情してしまう可能性も…(過発情は様々な病気の原因になると言われています…)
▼発情についてくわしくはこちら。
涼しくなってきたので保温の準備をしよう!
まだ10月だからヒーターやエアコンはまだつけていませんが、急に寒くなってもあせってしまわないように、早めに保温の準備をしておこうと思いました。
今年の初めまでは、真冬ということもあったけどヒーター+ビニールカバーでがっつり保温をしていました。
とある動画をきっかけに・・・
しかし、とある動画を見てからちょっとカバーに対する考えが変わりました。
ビニールカバーってだいたい塩化ビニールという素材でできていて、もともとけっこうニオイがきつくて、その上ヒーターで温められると有害なものが出てしまう可能性があると知りました。
塩化ビニールは安定剤として鉛等が使用されている可能性があるらしく、ヒーターの熱で温められるとそれが気化して、それを吸引してしまうと金属中毒になってしまう可能性も0ではなさそうなのです・・・
きなのカバーに使っていたものも、ニトリで買ったテーブルクロス。
買った時にパッケージの写真を撮っていたので確認すると・・・
動画のインコさんの症状に似たような感じがきなにもあったことから、思い切ってビニールカバーとヒーター併用のがっつり保温は卒業しました。
きなは生後1ヶ月でお迎えした時に、原因不明の咳やくしゃみ・鼻づまりなどの症状があって闘病した時期があったので、ぶり返すのが怖くてなかなかがっつり保温をやめる勇気が持てませんでした。
しかし2才を過ぎてお玉さん(無精卵)も何度か産み、体も丈夫になってきたことだし、きなの体力をつける意味でも過度な保温はやめようと思っています。
さっそく作っていこう!
① 材料は?
今回は、ポリカーボネートという素材でできている、プラダンみたいな板を使ってかんたんに作ろうと思いました。
▼まったく同じものじゃないけど、こんなかんじの中空板。
近くのホームセンターで2,000円弱で購入しました。
衝撃に強い素材ですが、とても軽く、ふつうのカッターで簡単に切れるので加工も簡単でした。
採寸したサイズに切ります。ただの長方形だから切るのもラクちん!
ただ、切り口が非常に鋭くて危ないので、切り口はテープなどを貼って保護しないといけません。
今回は、左右の側面・後ろ面・天井面の計4枚切り出しました。
(ページの最後にサイズのメモを参考までに掲載しておきます)
冬用のケージは前面が透明樹脂パネルでできていてある程度保温できそうだし、出入りのことを考えて前面は囲わないことにしました。
▼ シンプルで、前面がクリアパネルなので中の様子が見やすく、天井面が開くのもお気に入りです。
▼ 夏はこっち。先代インコのシロちゃんから受け継ぎました。
ちなみにこの2つのケージ、下の受け皿的な部分とフン切り網が同じサイズなので、どちらにも使えて便利です。
③ 組み立てる!
組み立てといえども、素材がとても軽いので、テープで数カ所とめてつなぐだけにしました。
冬のケージの下には、去年作ったトレーのようなものを置いているので、そこにかぶせるように置くだけで、ある程度固定されます。(冬はカバーやヒーター、サーモスタット、温湿度計などケージ周りに細々といろんなものを置くので、トレーに全部乗せておくと掃除の時や日光浴の時などに一緒に移動できてラクちんです)
養生テープのような粘着力の弱いテープで簡単にとめるだけ。
そうすると、また暖かくなってこのカバーがいらない季節になったら、テープを剥がしてパネルを重ねて収納すれば場所を取らずに保管できていいんじゃないかという目論見です。
天井面は後ろの部分だけをとめて、パカっと開けるようにしました。これで上からの出入りもできます。
天井面のパネルは、横幅を少しだけ大きめに切って、左右の側面の板に乗っかるようにして下に落ちないようにしてあります。
ついに完成!(といってもとても簡単だったけど・・)
セッティング完了!
念の為ヒーターを付けてみて、ヒーターが直接カバーに当たっていないか、ニオイがしないか、などもチェック。今のところ大丈夫そうです。
ヒーターをひさしぶりに使う場合や買って初めて使う時は、電球が切れて(割れて)ないか、ちゃんと暖かくなるかなど、インコちゃんがいないところでチェックしてから使用するのがいいと思います。
今のところニオイもまったくないし、きなの様子も異常なしだし、このまま様子を見ていきたいと思います。
▼保温についてまとめました
▼保温電球カバーいいのみつけました
▼温度の管理が重要です!
▼湿度管理も大事です。
透明だから光を通して暗くならないところがお気に入りです。
光は通すけど、きなからは外の様子はなんとなくしかわからないみたいで、全部丸見えよりほどよい距離感でいつもよりいいかんじなような・・・( ´∀`)
▼病鳥さんで温度をかなり上げたい場合や、外気温が低くて温度が上がりにくい時用に。前面の隙間を覆ってみました
保温カバー、【病鳥さん用・真冬用】にバージョンアップしました⛄️
だいぶ気温が下がってきて温まりにくくなったので、前面も軽く覆うことにしました。
このケージは前面がアクリルなので、スキマだけ覆えばけっこう保温力が上がります。
かつ、中の様子も伺いやすいままで助かります🐥✨ pic.twitter.com/Nb1Fllmbt4— しろきな (@shirochan_kina) December 6, 2019
サイズメモ
▼うちで作ったもの。ケージサイズや置く場所などによって変わりますので参考までに。
(91cm×182cmのハモニカーボに配置した場合。)
YouTube
▼動画でも作り方を説明してみましたので文章でわかりづらい方はぜひ(*´▽`*)ノ゙