こんにちは
しろきな(@shirochan_kina)です。
うちのセキセインコのきなは女のコです🐥🎀
女のコのインコでちょっと心配なことと言えば・・・
産卵です🥚
多少の発情や年に1〜2回程度の産卵は、飼い鳥にとっては自然なことらしく、健康な証しでもあるんですが(個体差有)、あまり多すぎると小さなインコの体に相当な負担がかかるそうです。
オスの発情しすぎも精巣腫瘍などのリスクがありますが、メスは卵詰まり(卵秘・卵塞)などすぐに命の危険に直結するようなリスクも伴います。
人間のお産と同じように、鳥の産卵・抱卵も相当な体力を使うし、メスにとって本当に命がけなのです…
(きなの産卵を初めて見た時はびっくりしました…本当にキツそうで、産んだ後もしばらくはワキワキ全開でアジの開きみたいになったまま口をパクパクさせて硬直というかプルプルしてて…普段は見ないような疲れ方をするんです…😣)
過発情や過産卵を続けていると様々な病気になってしまう可能性も高くなるので、飼い主が飼い鳥の発情を適切にコントロールすることは、飼い鳥たちの寿命を左右すると言っても過言ではないかもしれません。
そこで今回はちょっと長くなってしまいましたが、きなの発情・産卵で学んだ知識・対策等について書いておこうと思います。
発情の条件と対策
そもそもどうなったらセキセイインコのメスって発情するのか?
まずはそこから調べて対策しています。
1. 日照時間の延長
厳しい冬から過ごしやすい春になると日が出てる時間が増えます。冬でも夜でも明かりをつけて夜更かしさせたりして起きている時間が長くなると「春だ」と勘違いして発情することがあるそうです。
きなは初めて卵を産むまでは、朝9:00頃起きて、夜20~21:00くらいに寝てました。起きている時間(日照時間)が12時間くらいとちょっと長めでした…
➡︎ 対策
- 就寝時間を17~18:00くらいに早め、日照時間を8~10時間以内にしました。
- 完全に遮光し、一度暗くしたらちょっとでも光が入らないようにしなければ効果がないそうなので、遮光カーテンを使っておやすみカバーを作りました。
夜までたくさん一緒にすごしたい気持ちをぐっと我慢です。長い目で見たら早寝させて発情させないほうが長い期間一緒にすごせる、と自分に言い聞かせます。
2. 気温の上昇
これも1と同じ理由。冬でも過剰に暖かくしすぎていると春だと勘違いして発情してしまうことがあるそうです。
きなは生後2ヶ月くらいの時に呼吸器の病気をしたので、また病気になるのが心配でヒーターやエアコンで寒くないように常に保温するくせがついてしまっていました…
➡︎ 対策
- 1歳を過ぎていたので、冬でも元気なら過度に保温するのをやめました。日中は保温カバーと部屋のエアコンだけで大丈夫そうでした。
真冬(12月〜2月)の夜中や明け方は気温がぐっと下がるしおやすみカバーをするので、ケージ内のヒーターで温めました。サーモスタットを必ずつけて、気温が上がり過ぎないようにしました。(23〜25℃くらいになるように設定。)
▼保温カバーについてはこちらを参考に。

▼体調を崩した時はしっかり保温です!

3. 食べ物が豊富にある
これも同じようなかんじ。野生のインコも春になって子育てするのに十分な量の食べ物があると発情するので、いつでもエサを食べ放題な生活をしているといつでも発情してしまうことが多いそうです。
きなは発情し始めるまで、量も決めずシードをメインにエサは食べ放題にしていました…
➡︎ 対策
- 発情し始めると食欲がすごかったので、メインのごはんをシードからペレットに変更しました。
▼ごはん・ペレットについてはこちらを参考に。

- さらに獣医師と相談しながら食べる量を調節するようにしました。
立て続けに産卵した時に病院を受診して先生に相談したら、1日に5g与えてたのを最終的に3gまで減らしていきましょうと言われました。
通常時のきなの体重は33~35gくらいですが、発情すると38~40gくらいまで増えます。

ごはんを減らすと「産卵している場合じゃない!」ってなりますから。
また、起きている時間が長いとその分ごはんを食べようとするので、睡眠時間を長くするのも大切だそうです。(寝ている間はごはん食べない。)
※食べる量の調整は必ず獣医師と相談のもとで行いましょう。
また、きなは豆苗が好きでよく食べてたんですが、豆苗はマメ科の植物でイソフラボンを含んでいるので発情を助長してしまうらしく、あまり食べさせなくなりました。
そもそもペレットが主食だったら野菜はそんなにあげなくてもいいらしいです。でもまったくあげないのは毎日の食事がそっけなくなってしまうので、たまにパセリや小松菜をあげたりします。
※修正情報※
▼豆苗、発情中に食べても大丈夫みたいです!きなにもあげたいと思います✨
豆苗は、えんどう豆の若菜です。時折イソフラボンが含まれるとの記述がありますが、豆苗には含まれていません。イソフラボンが含まれるのは大豆です。またゴイトロゲンが微量含まれますが、豆苗の摂取で鳥に甲状腺腫が発生した報告はありません。ヨードを摂取していれば、与えていて大丈夫です。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) June 24, 2020
4. 毎日の環境に外敵などのストレスがない
野生のインコたちは外敵などが来ない安全な場所を探して巣にします。人に慣れた飼い鳥は飼育環境に外敵のストレスを感じないので発情しやすいそうです。
うちでは他のペット(犬や猫など)もいないしケージを置く場所も窓の近くとかに置かないように気をつけていたので、外敵ストレスはなかったと思います…
(ももがうちにやってきて少しはストレスになるかなー?と思ってたけど、関係なく卵できちゃいました…きな強し…)
➡︎ 対策
- 適度なストレスを与えるため、ケージの置き場を変えてみたり、ケージ内の止まり木やエサ入れなどの配置を変えてみたりします。きなは「いつもと違うぞ…」とちょっと警戒しています。
- また、たまに夫の実家に連れて行きます。いつもと違う環境で1日過ごすと結構発情がおさまることが多くて助かります。(夫の両親はきなのことが大好きで、いつでも連れておいで〜と言ってくださるので本当にありがたいです(*´︶`*)♡ 自分の実家は遠いのと室内で犬を3匹飼っているのでちょっと難しい…💦)
5. 相手が存在する
インコのメスは相手がいることで発情が助長されるそうです。(ちなみにオスは相手がいなくても発情するらしい…)相手が同じインコの場合もあれば、人間の飼い主だったりお気に入りのおもちゃだったりするのが不思議…
きなの相手はたぶん溺愛しているわたしでしょう…
かわいさのあまり口元でおしゃべりしたり、べたべたしていまいます…
➡︎ 対策
- べたべたあそぶのをガマン!
必要以上にかまったりするのをガマンします…(>ω<、) - 夫が休みの日などはお世話を代わってもらったりします。
6. 巣・巣材がある
巣や巣材があること、巣の探索や構築などの行動をすることによっても発情が促されるそうです。
きなは発情スイッチが入ると巣探し・巣材かじりが活発になります。
服やバッグの中にもぐる姿や、紙切れやティッシュをかじってちみちみする姿がかわいい…と思っていましたが、これもまた発情を促す結果に…
また、発情が本格的になってくると、ケージの中にいる時もとまり木にはとまらず下の網の角っこのところにじっとうずくまったり、空っぽになったエサ入れの中にすっぽりおさまろうとしたりします…
➡︎ 対策
- 放鳥中、巣になりそうなせまいところを封鎖したり、巣材になりそうな紙などは隠しておきます。カレンダーなどもかじってしまうので飾らないようになりました。
- ケージ内は、下の網のところに洗濯バサミをはさめて下に行けないようにしたり、キライなぬいぐるみを置いたり、エサ入れはごはん完食したらすぐ外すようにしたりします。
とにかくそわそわして巣になりそうなせまいところを探し始めるのがきなの発情のサイン。 pic.twitter.com/5YalRrBamT
— しろきな (@shirochan_kina) January 23, 2019
今日は暖かいのでお玉スイッチ少し入ってます…
きな「このバッグ巣に良さそう…!」
かいぬし「このバッグ見えないところに隠そう…」 pic.twitter.com/BVO5mRxiGH— しろきな (@shirochan_kina) March 21, 2019
ただ、きなは最近毛引きをしているので、気を紛らわせるためにい草などのかじれるものを与えたりもするので、どっちを優先するか難しいところでもあります・・・
どっちかというと、今のところ毛引きは自咬までいってないので発情させないほうを優先させています。
毛引きと発情も関係しているらしいので本当に悩ましいです・・・
▼毛引きについて



発情している時のその他の兆候
- 骨盤が開いてくる(触れるなら確認する)
- うんちが大きくなる
- お腹がぷよぷよになる
- イライラして怒りっぽくなる(咬む…)
- シャチホコポーズをとる(お尻をぐいっと上げる)
- ごはんをもっと食べたいのにもらえないイライラからエサ入れをガチャガチャする(対策済み→【ごはんぶちまけ対策】木製エサ入れストッパー)
これまでのきなの産卵歴
きなの初めての産卵は、1才半くらいの時。2017年の夏に6つ産みました。
次は2018年の2月に5つ、立て続けに3月末に5つ、約3ヶ月間で10つも卵を産ませてしまいました…
そのあとしばらくは落ち着いていたんですが(発情はずっとうっすらしてたけど…)、先日2019年7月中旬にひさしぶりに卵を産みました。(うちにはセキセイインコの男の子はいないので、産んだのは無精卵です🥚)
昨日おなかに無精卵があることが判明し、先ほど無事に1つめを産みました。きなが無事で良かった…☺️
産んだ後しばらくして出てきてくれて、この期間限定の指もふもふをさせてくれました🥰
ゆっくり休んでね、きな☺️ pic.twitter.com/SDXeMahRYS— しろきな (@shirochan_kina) July 12, 2019
前提として、今のところきなに相手を作って家族を増やす予定はありません。
今のところ過産卵とまではいってないと思いますが、発情しすぎないように対策をしていても、年1回は産んでいるという状況です…
対策してなかったらもっと産んでるかも…
これからも飼い主がんばるよ
インコは体の小ささや複雑さなどから、今のところ避妊・去勢手術などでの発情対策は簡単にはできないそうです。
▼「小鳥の手術が危険な理由」
あまりに発情が強い場合はお薬を使うこともあるそうですが、飼い鳥たちの発情対策は飼い主の努力にゆだねられていると思っています。
ただ、早寝させたりかまわないように冷たくしたりと対策を完璧にやろうとすると、いっしょに遊ぶ時間も少なくなるしかわいがってあげることもできないので、そもそも何のために飼っているんだろう…と落ち込んだりしてしまう時もあって、本当にむずかしいことだといつも感じます。
それでも、どうやったらいとしのわが子たちを少しでも幸せにしてあげられるか、考えて努力し続けようと思います。
最後に、YouTubeで人気のうめちゃんごまちゃんのかいぬしさんのぴんふさんからステキな言葉をいただいたので貼り付けておきます(*´︶`*)
発情は本能だから完全にゼロにすることは出来ないけど、それでも抑制することで何割かは減らすことができて。それを積み重ねることでこの子たちの将来が変わってくると私は信じてます。
しろきなさん本当によく抑制されていると思います☺️
きなちゃん頑張ってね!— ぴんふ (@pase_ume) July 11, 2019